LOVEGAME!
街灯に虫がたかってて気持ち悪い。ここから多分200mぐらい明かりがないと推測する
理沙に一人で帰れと軽くあしらわれ夜道を歩く。
「なんで一人にすんだよぉ・・・」怖いものは昔から苦手だ。
兄貴に電話すっかな~?
そんなことを考えていると後から足音がした。
え?今は12時ぐらいでもう人通りも少ないわけで・・・
歩いてるのは私ぐらいなわけで…
ヒタ、ヒタヒタ ヒタヒタヒタ ヒィ!!!どんどん近づいてくる!
ヒタヒタヒタヒタヒタ「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「え、何!?」…ん?後を振り返ると少し驚いた男がいた。
「なにやってんの?一ノ瀬さん。」
「お前だれだよ。てかなっなんでもいいだろ!?べっ別に怖かったとかじゃねーしな!」
あ、しまった。
「俺のこと知らない?」
コクっと頷いた知らないものは知らないしな~
「3-5の黒澤千尋ってゆーんだけ「あぁ!生徒会長か!」
分かった?とにっこりスマイルを送られたがスルーしよう。うん。
「ヤンキーなのに怖いの駄目なんだね~」
ケラケラと笑いながら私の横を通り過ぎた。
ムカッ
なんなんだあいつぅぅぅぅぅ!!!!性格わるすぎるだろ!!
すたすたと去っていく奴を睨み付けた。
すると奴はクルッと振り返ってこっちを向いた。お!私の殺気に気づいたか?
「そうそういい忘れてたんだけどーここってよく出るんだよね~」
体が石のように硬直した。
「ででででで出るって…ななな何がだよ」
「ん~♪なんだろね?例えば…お化けとか?」