天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

『うん、ちょっと授業してたの。』

「なんの??」

『それは秘密』

「ふ〜ん。まぁ、いいや。で、もういいの??」

『えぇ大丈夫よ。何か用かしら??』

「あのね、今学園が大変なことになってるんだけどわかる??」

『えっっそーなの??全然気付かなかったわ。』

「マジ!!?まぁ、いいや。あのね今、鬼高が高等部に侵入してきてるの。」

『えっっ!?あの鬼高の人が??』

「うん。」

『もしかしてそれって雪くんのせい??』

「……うん」

『そっか………で、私に何して欲しいの??』

「怪我人がいるから手当してほしいの。」

『わかったわ。』

「じゃあ、今すぐに私たちの教室に来てくれる??」

『わかったわ。すぐに行くわね。』

「うん、待ってる。」

『じゃあ、またあとで。』

「は〜い。」

――――ガチャ

私が電話したのは、この学園の保健医の未来胡桃(ミライクルミ)先生。通称くるちゃん。

くるちゃんは、謎が多い人。だからたまに何言ってるか分かんない時がある。

おっっ、鬼高の情報ゲット♪

まとめておこっと♪


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