天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

「俺らは、そいつに用がある」

一言添えて言った。

「あなたたちにあっても雪哉にはありませんよ??魔王(ルシフェル)総長森有凛斗(シンアリント)くん。」

4人は、目を見開いた。

それもそうだろう。

見ず知らずのやつに名前を当てられてのだから。

「な、なんで凛斗の名前知ってるんだよ!!?」

「少し調べさせてもらいました。幹部の城山嘉唯(シロヤマカイ)くん。」

「お、俺の名前まで………」

「その2人の名前も知ってますよ。アメを食べてるのが幹部の高木琉翔(タカギルカ)くん。眼鏡をかけてるのが副総長の有高透(アリタカトオル)くんですよね??」

「「……………」」

図星か……

「お前、何者だ」


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