天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「篤夜もこれどうぞ。」
「え!?いいのですか??」
「うんいいよ。篤夜も気になるでしょ??」
「ありがとうございます。」
篤夜は、ペコりと頭を下げて資料を受け取ってくれた。
篤夜もパパ同様に真剣にその資料をみた。
「めずらしいな、愛梨ちゃんが調べてもわからないなんて。」
「それ私も思ってました。」
「だよね。私も最初そう思ったの。でも、神(ゴット)の事だけはどうしてもわかんないの。」
「それで頼みに来たって訳か??」
「うんそうなの。私たちも理事長に承諾を得たから調べるけど、それだけじゃ難しいと思ってねパパに頼みにきたの。パパ、改めてお願いします。神(ゴット)について少し調べてくれませんか??」
私は、パパに改めて頼んだ。
パパ、なんて言うかな??
自分で調べろ!!とか言うかな??
そーいわれたら引き下がるしかないよね。
「……わかった。調べておく。」
パパは、少し考えたあとに言った。
「本当にいいの??パパ。」