天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

「篤夜もこれどうぞ。」

「え!?いいのですか??」

「うんいいよ。篤夜も気になるでしょ??」

「ありがとうございます。」

篤夜は、ペコりと頭を下げて資料を受け取ってくれた。

篤夜もパパ同様に真剣にその資料をみた。





「めずらしいな、愛梨ちゃんが調べてもわからないなんて。」
「それ私も思ってました。」

「だよね。私も最初そう思ったの。でも、神(ゴット)の事だけはどうしてもわかんないの。」

「それで頼みに来たって訳か??」

「うんそうなの。私たちも理事長に承諾を得たから調べるけど、それだけじゃ難しいと思ってねパパに頼みにきたの。パパ、改めてお願いします。神(ゴット)について少し調べてくれませんか??」

私は、パパに改めて頼んだ。

パパ、なんて言うかな??

自分で調べろ!!とか言うかな??

そーいわれたら引き下がるしかないよね。

「……わかった。調べておく。」

パパは、少し考えたあとに言った。

「本当にいいの??パパ。」


< 141 / 278 >

この作品をシェア

pagetop