天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
でも、さっきもないって言ってたし……
ん〜〜〜〜
私は、必死に考えた。
だがまったくわからない。
まぁいっか♪
知らなくても生きていけるし♪
「じゃあ、2人ともよろしくね。」
「あぁ。」
「お任せ下さい。」
「調べ上げたことは、資料にまとめて密歌に渡せばいいんだよな??」
「うん。」
「わかった。」
「じゃあ、私はそろそろ帰るね。」
「わかった。篤夜、送ってやってくれ。」
「はい。」
「いいよ。私、これから寄るところあるし、1人で歩いて帰るよ。篤夜だって仕事あるだろうし。」
私は、パパの会社を出てから行こうと思ってたところがある。
しかもそこは、ここからあんまり遠くないから歩いてでも行けるところ。
「いや、送らせる。」
「でも……」
パパは、こういうときは絶対譲らない。
ほんと頑固なんだから。