天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「稲穂!!」
俺は、矢の矛先がギリギリのところで稲穂のところに来た。
俺は、稲穂に突撃した。
稲穂は、悲鳴を上げてたけどそれを無視しとこう。
矢は、近くにあった木に刺さった。
「えっっ、篤夜くん?どーしたの?」
稲穂は、今おこったことにまだ気付いてないみたいだった。
マジ、どんだけ鈍感なんだよ。
ハァー
「矢が刺ささるところだったんだぞ!!まったく、何じゃねーよ。」
「えっっ?篤夜くん?」
ヤバッッ!!
つい本性が出てしまった。
「真城さん、あなたに矢が刺さるところだったんですよ。怪我はありませんか?」
俺は、いつもの敬語に戻した。
危ね〜
「えっっ矢?別に怪我はしてないけど・・・どーいうこと?」
よかった。
怪我してなくて。
誰だよ、矢を放ったやつは!!
許さねーぞ!!
俺は、密歌様がいることも忘れ矢を放ったやつに怒ってた。