天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
【湊side】
結李架ちゃんたちが倒れてから密歌はすごい心配してた。
もちろん俺たちも。
まぁ、特に心配してたのは翔唯斗たちだけど…
結李架ちゃんたちが気を失ってるだけだと知って密歌は安心した顔をしてた。
よかったな。
俺は、喜んでいる翔唯斗たちをみた。
!??
密歌が倒れそうになっていた。
俺は密歌を支えた。
「密歌!!おい、密歌!!」
密歌を呼んだけど返答がない。
密歌、やっぱり大怪我してたんじゃないのか??
俺がもう少し早く来ていたら…
電話していた兄貴と真さんも気づいたみたいで駆けつけてきた。
姉貴たちも心配して密歌の名前を呼んでいる。
「湊くん。脈は異常ないみたいよ。でも、怪我をしているから早く手当をしないと行けないわ。蒼くん車はいつ頃くる?」
「もうすぐで着くと思うよ。」
「わかったわ。すぐ乗れるように入口で待ってましょう。湊くん、密歌のこと運んでくれるかしら?」
「わかりました。」
「ありがとう。じゃあ結李架ちゃんたちは…」
「「俺らがやる!!」」
「じゃあ、翔唯斗くんたちに任せるね。」
「「うん!!」」
そして俺は密歌、翔唯斗は結李架ちゃん、弥凪斗は亜李架ちゃんをお姫様抱っこをして入口の方まで行った。