天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
そして高等部の玄関の前に来た。
「真田さんお願いします。」
「はい。」
――――ガチャ
――――バタン
「蒼くん、亜美またあとで。」
「りょーかい。」
「こっちは任せて!!」
――――ガチャ
「どうぞ。」
――――バタン
「キャーーーー」
「蒼さまと亜美さまよーーー」
「どうしてお二人がお揃いでーー」
「蒼さまがどうして高等部にーー」
雅さんの言った通り、生徒が集まりだした。
「よし。第一段階クリア!!」
――――ガチャ
――――バタン
「真田さん、裏口へ。」
「はい。」
車は兄貴たちを置いて裏口へ発進した。