天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「それより二人ともその怪我どうしたの?」
みんなが私のベットの周りに椅子を持ってきて座った。
「襲われたのか?」
「あはは…そんな感じ…」
「大丈夫!!大したことないから!!」
「念のため、ちゃんと手当てしときましょ。湊救急箱お願い。」
「あぁ」
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「はい、これでよし!傷は深くないから大丈夫。」
「ありがとう、密歌。」
「さんきゅ!!」
二人とも傷が浅くてよかった。
でも誰が?
「ねぇ二人とも。そのときの状況詳しく話してくれない?」
「え?うん。」
「えっと実はね…」
愛梨がゆっくり話し出した。