天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
手がかり?
【密歌side】
「「「…」」」
龍夜が拾ってきたものをみて沈黙。
あははは
これはゴミなのかな?
「龍夜これが手がかりだと思ってんの!!?」
愛梨が指さしながら言った。
「え?違うの!?」
「俺にはゴミにしか見えないんだが…」
湊も呆れながら言った。
龍夜が拾ってきたのは、紙一枚と片方のピアスだった…
ん?
あの紙、なんで二つに折れてんだろう?
「龍夜、その紙ちょっとみせて。」
「あ、うん。」
龍夜は神を密歌に渡した。
「やっぱり…」
「どうかしたの?密歌。」
「なんか書いてあるのか?」
愛梨と湊が不思議そうな顔で聞いてくる。
「龍夜、やったわね。って言うべきかしら?」
「え!?褒めてもらえるんじゃないの!??」
「まぁまぁ。それよりこれを見てちょうだい。」
私は二つ折りされてあった紙を見せた。