天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「みんな揃ったしご飯食べよ♪」
私は、凍った空気をなんとかしようと言った。
「そ、そーだね。」
「そ、そーだな。食べよ。」
未だに怯えてる2人だが笑顔で答えた。
「じゃあ、食べよー。」
「いただき―――「湊!!」」
いただきまーすが遮られた。
湊は、その声に
「あ??」
またまた威圧感たっぷりの声で答えた。
湊を呼んだのは、
「姉上様に向かってその口答えはないんじゃないの??」
湊の姉上様こと音宮亜美さん。
「げっっ!!姉貴。」
「何よ!!?」
「密歌ちゃ〜ん。やっほ〜〜。」
この空気の読めない声は、
「雅姉!!?」
そう、私の姉の雅姉。
「なんでここに!??」
「亜美が湊くんに用があるから着いてきちゃった。」
と言いながらテヘと言った。