天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「「「「キャーーーーーー」」」」
「「「「亜美様と雅様よ〜〜〜」」」」
「「「「なんて可愛らしいの〜〜」」」」
はぁ〜
やっぱり人が集まってきた。
まぁ、私のタメは聞かれなかったみたいだから感謝だけど。
私と湊は、教室のドアまで行った。
「なんだよ姉貴!!」
「何はこっちの台詞よ!!なんでそんなに不機嫌なのよ!!?朝は、普通だったのに。」
「あ??ちょっとあったんだよ。でなんだよ!!」
「あっそ。まぁいいわ、はいこれ。」
そう言って鞄から出したのは…………お弁当箱だった。
「なんだよそれ!!」
「みりゃ、わかるでしょ!!お弁当よ。」
「は??頼んでねぇーし。」
「母さんに頼まれたのよ。毎日パンじゃ栄養が片寄るでしょだって。それと龍夜くんにもいっつもお世話になってるから渡しなさいだって。あと、また今度遊びにいらっしゃいって言っておいてだって。」
「は??いらねーし。」
「受け取りなさいよ。」