天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

「いらなーよ!!」

「受け取りなさい。」

「やだって言ってるんだよ!!」

「受け取れ!!」

威圧感たっぷりの声で湊に言った。

さすがの湊も

「ハァ、わかったよ。受け取るよ。」

「最初っからそーしなさいよ。」

「うるせーな。」

「まぁ、亜美落ち着きなよ。それより湊くん、こんにちわ。」

「わかったよ。ってこんなやつに挨拶しなくていいのよ。」

「あ、こんにちわ。雅先輩。姉貴、こんなやつは、余計だ。」

「ほら、亜美帰るよ。じゃあ密歌ちゃん、湊くんバイバイ。湊くん、密歌ちゃんのことよろしくね〜〜。」

「はい。湊、ちゃんと食べろよ!!じゃあ、密歌ちゃんバイバイ。湊のこと頼んだね。」

「はい。さようなら、お姉様。亜美様。」

私は、ペコリと頭下げた。


< 76 / 278 >

この作品をシェア

pagetop