天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「雪哉、どこにいたの??朝から居なかったけど。もしかしてまたサボってたんでしょ!!?」
雪哉が席に着いた瞬間、私は話しかけた。
雪哉は、私の右隣の席なんだ。雪哉とは、高校から知り合った。
「屋上」
雪哉は、湊以上の無口だから単語で話すことが多い。
「雪哉、また屋上にいたん??」
「あぁ」
龍夜が聞いた。
「雪哉、好きだよね〜屋上。」
「別に」
愛梨が聞いた。
「お前、頭いいんだから授業で当てられてもわかるだろ??」
「湊よりは、よくない。」
湊が聞いた。
龍夜も愛梨も湊も雪哉とは、高校から知り合った。