天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

『わかったから何??』

「今、学園が大変なことになってるんだ。」

『どーいうこと??』

「鬼高のやつらが侵入してきたんだよ。」

『えっっそれマジ!!?』

「大マジ!!」

『もしかしてそれって雪哉さんのせい??』

「あぁ。」

『それで??俺らに何しろと??』

「鬼高のやつらは、高等部に居て校舎を荒らしてるんだ。それで、今から俺らがあいつら追い出そうと思うんだが人出が足りないから手伝ってくれないか??」

『別にいいよ。』

「ほんとか??」

『うん。』

「さんきゅ。じゃあ、これから中等部の生徒と小等部と幼等部に校舎から出ないように言ってくれ。それから4階の通路を使って中等部と小等部に行ってくれ。」

『わかった。すぐに向かう。』

「頼むわ。じゃあ、またあとで。」

『りょーかい』

――――ガチャ

俺が電話したのは、湊の弟の翔唯斗。


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