さよなら、ブラックのレビュー一覧
伝えたいものを丁寧に書き上げているので、一見の価値有りです。 セリフひとつひとつに込められた筆者の想いをぜひこのサイトの中で感じていただきたいです。 奥行きがありながらフラットな作風が個人的にとても好きです。
怖かった。 私は汚くて。 汚い私をあなたに触られるのは、とても億劫だったの。 でも、大丈夫。 服装のセンスは少し変だけど、どこまで優しいあなた。 あなたとなら、乗り越えてゆける。 さようなら、ブラック
それを切り離すのは容易なことではない けれど なにより強いもの それは愛することと 愛されること 二つが重なった時 さようなら
自分の事以外で久しぶりに携帯を見つめながら涙が出ました。 こんな包まれるように優しいお話に出会えて、本当に幸せです。 愛するってどういうことなのか。 大切にするってどういうことなのか。 寄り添う二人を見ていると、本当にどんな事があっても大丈夫という気がしてきました。 大事な事をじわりと教えてくれる作品です。
“ブラック”って、何だろう? そう思いながら読みはじめると、いきなりのエッチシーンで始まり度肝を抜かれました。 しかしそのシーンは、主人公のヒロインにとっては、残酷なシーンなのでした。 後はそれこそ“一気”にストーリーへと入って行く事が出来ました。 読みやすい文章で、ページ数の割にはサラッと読めます。 しかし作者が作品に込めたメッセージは、決して軽くはありません。 大切なものは何かという事を、改めてこの作品で考えさせられました。 ぜひあなたも読んでみてください。そして何が大切なのか、考えてみませんか? もし途中で挫折したら、“あとがき”だけでも読んでいただきたいと思います。
自分の中にある醜さは 欲に溺れた醜さ 嫌われたくない とか 一人になりたくない とか そんな ありきたりの欲の為に 自分というものを 捨ててしまった醜さ さよなら、ブラック 自分を好きになれなかった 自分を許せなかった 自分が信じられなかった でも…… 君はそんなわたしを大切にしてくれた さよなら、ブラック 先ずは君を信じるところから 始めよう 君を好きになって 君に許してもらって 君を心から信じられたら さよなら、ブラック そこからが全てのはじまりです