歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
事務所の会議室で打ち合わせをすることになり、私たちは会議室に入った。


ディスクの上には書類が並べられていて、私は書類をペラペラめくりながらマッスーが入れてくれたカフェオレを飲んだ。






ストン




私の隣の椅子に腰掛けるJINくん。

ふと目が合ったJINくんに、私はニコッと微笑んだ。


そして関係者全員が集まった所で、打ち合わせが始まった。












「え〜今回2人にデュエット曲を出してもらいたくて…この企画を出したんですが……‥」


関係者のトップが、キビキビと話し始めた。






「欲しいものは“話題”。それを実現できるアーティストは、うちの事務所でsAra.ちゃんとJINくんしかいないからね…」



そおか(汗)?

もっといるだろ…


ポカーンと口を開け話を聞く私。

ちらっと隣のJINくんを見ると、私同様、ペンをくるくる回しながらあくびをしていた。







「で。これが曲の歌詞だよ。ちょっと見てみてくれるかな?」
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