歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
置いてある書類の中から歌詞が書いてある歌詞を見つけ、目を通す。









「………」



なに…これ。


その歌詞を見て、私は胸がズキズキと痛んだ。



その歌詞の内容は、恋物語。

ストーリーになっていて、主人公の恋人が突然死んでしまうという切ない歌詞だった…



なんだか・・






「どうだろ?いい歌詞だと思わない?♪バラードで攻めていこうと思ってるんだ!それにこの歌詞と今のsAra.ちゃんはぴったりだろ!」


……。

トップの言った言葉に、ぴくっと反応してしまう。





「君の恋人の災難とこの歌詞を結びつけて、きっと世間はこの歌に涙するよ♪そしたら売れるに決まってる!楽しみだよ!」

「………」


「ちょっ……!」



マッスーが立ち上がろうとした瞬間‥私はマッスーの腕を力強く握りしめて止め、ゆっくりと首を横に振った。






「そうですね♪発売が楽しみですっ」
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