歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
気持ちいい。

体の中の毒が、汗と一緒に全部あふれてくるみたいだよ…








カチャ…




サウナのドアが開く音がする。




顔にかぶせていたタオルを取り、ちらっとドアの方を見てみる。






「よ!」



げ!!


「ひ、陽菜?」


ドアに立っていたのは、今私が会いたくない奴ベスト3にいつも入っているやつ。

寝転がっていた体を起こし、顔にかけていたタオルで、顔にかいている汗を拭く私。








「久しぶりだね〜元気だったぁ?ってゆーか、あけおめ〜」

「う、うん。あけおめ…」



おかしいな(汗)

ここは私の貸し切りのはずなのに……なんで陽菜が入ってくんの?







「受付のお姉さんがさ〜私の顔見るなり『sAra.さんもいらしてるんですよ〜』ってゆうから、部屋教えてもらっちゃった〜」

「………(汗)」



お姉さ〜ん(泣)

教えないでよ〜〜
< 218 / 311 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop