歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
「はいっ。度が入ってないフレームメガネのことですよね?」

「あ、そうですそうです!」

「ございますよ!ちょっと待っててくださいね」



そう言うと店員さんは、フレームメガネを3種類くらい持ってきて見せてくれた。







「その服なら…ふちが大きめの方が合うと思うんですけど……」

「だね。じゃあ、このブラックのやつにします」

「ありがとうございます。こちらもすぐかけていきますか?」

「うん」

「わかりました。じゃあタグを外して、お会計しますね」

「うん。支払いはカードでお願いしたいんですけど…」



いつも元気持ち歩かないから、財布にカードしか入ってないんだよな(汗)






「大丈夫ですよ。では、こちらでお待ちくださいね」


店員さんがレジで会計する間、私は店内を軽く物色。

こんなふうに買い物をするのは、デビューして以来初めてのこと。

私は新鮮な気持ちでいっぱいだった…。






「お待たせいたしました。」




すると、会計を済ませた店員さんが私に近づいてきた。





「こちらのカードをお返しします。あとこれにサインをお願いします」

「はい」
< 272 / 311 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop