歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
店員さんが差し出した紙に、クレジットカードのサインをする。






「あ、あのっ…」

「はい?」


サインしていると…店員さんが緊張したように私に話しかけてきた。








「もしかして……sAra.さんですか?」

「え゙!?」


とっさに顔をかくしてしまう私。




ば…バレた!?







「やっぱり!!私、すんごく大ファンなんですよ!」

「しーしーっ!声大きいって!」

「あ、すみませんっ…」



変装の意味ないかな(汗)

まぁ、外出たら帽子かぶるし大丈夫だと思うけど…






「あ、あのっ!私本当にsAra.さん大好きで……CDもDVDも全部持ってて……そのっ…」

「大丈夫?お、落ち着いて」

「が、頑張ってくださいっ!ずっと応援してます!」







店員さんの目には、少し涙がたまっていた…
< 273 / 311 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop