歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦




「…それわかりますっ!私もずーっとそれが疑問で・・・」

「だよな!?意味わかんねーよな?あれって仲良いってゆうのか?私からしたら、磁石みてーにくっついてるふうにしか見えねえよ(笑)」

「あはは、確かに」

「まぁ、そんなこんなで…友達ができなかった私はひねくれて育ち・・・今は男友達ばっかできて、こんなんなっちまったけどねー(笑)」


先輩はタバコを吸いながら、変顔をして私に見せた。

どちらかというときれい顔の先輩の変顔を見て、私は思わず笑ってしまった。





先輩…きれいなのに、なんか気取ってなくていいなぁ。

そんなとこもカッコいい。


てゆーか、先輩もずっと友達いなかったんだ…

なんか意外。

友達とかいっぱいいそうなのに…






「吸うか?」

「………!」


すると、先輩が私にタバコを差し出してきた。






「は、はい」



うわぁ…初タバコだ。






カチ


先輩がライターを私に近づけてくれる。

私はちょっと緊張しながら、タバコを口にくわえてライターの火に近づけた。








「・・・・ゲホッ」
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