歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
緊張して額に吹き出る汗を、手で拭き取る。






「お前ら言っとくけどな〜」




後ろから美海先輩が、タバコをくわえて話しかけてきた。







「なんだよ美海」


「わかってると思うけど、ここは恋愛禁止だからな!?サラがかわいいからって、狙うんじゃねーゾ!」





恋愛禁止?






「出た。美海の恋愛キライ(汗)」

「そうゆう古くさいのやめろよ(笑)」


苦笑いをする、アキラ先輩とコウヘイ先輩。

2人の言葉に美海先輩は、「うるせ〜」と言った。






「恋愛なんてめんどくせーことしたくねーんだよ、今は。今はみんなでワイワイ楽しくやりたいわけ。」

「ハイハイ(汗)」

「わかってるよ(笑)」



恋愛禁止か。

別に今は私も、恋愛なんかしてないし…

美海先輩が言うように、今は楽しければいいかな。



美海先輩たちの会話を聞きながら、そんなことを思っていた。





その日から私は、美海先輩とアキラ先輩、コウヘイ先輩と…よく行動するようになった。
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