歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
「病院!?どうかしたんですか?」

『・・・・』



アキラ先輩は、一瞬言葉を詰まらせたあと…静かにこう言った。















『美海が車にはねられた…』









――………!








その言葉を聞いた瞬間…

私の時間は止まった……






私はすぐに電話を切り…アキラ先輩に言われた病院へ向かった。

病院へ着くと、アキラ先輩やコウヘイ先輩。その他にも仲良くしていた仲間たちがいた。






「サラ…」


アキラ先輩が私に駆け寄る。







「美海‥先輩は…?」

「……会えるよ」


さっきから震えが止まらななかった手が、アキラ先輩のその言葉で止まった。


そのままアキラ先輩とコウヘイ先輩に連れられて、エレベーターに乗り込む私。
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