レモン色
「にひひ‥」
顔から笑顔がこぼれる。
先生、ごめんね?
手をあげた先生に殴られると思い、身を縮める。
下りてきた手は私の頬を優しくつねった。
少し肩が震える。
‥すき。
「遅刻届け出せよ」
先生はそう言って歩いて行った。
遠くのほうで秀くんが怒られている。
先生‥ずるいよ。
私に優しくしちゃだめだよ。
先生の触れたところはいつも熱い。
頬があつい。
先生の手はあったかい。
だいすきな大きな手。
‥‥さあ、掃除しよう。
どきどきする胸を押さえて黒板を消す。
6限が理科だったため黒板の上まで書いてある。
しかたない、先生を待とう。
「ごめん、ごめん」
先生がやってくる。
教壇の下にたっている先生は上にいる私より大きい。
顔から笑顔がこぼれる。
先生、ごめんね?
手をあげた先生に殴られると思い、身を縮める。
下りてきた手は私の頬を優しくつねった。
少し肩が震える。
‥すき。
「遅刻届け出せよ」
先生はそう言って歩いて行った。
遠くのほうで秀くんが怒られている。
先生‥ずるいよ。
私に優しくしちゃだめだよ。
先生の触れたところはいつも熱い。
頬があつい。
先生の手はあったかい。
だいすきな大きな手。
‥‥さあ、掃除しよう。
どきどきする胸を押さえて黒板を消す。
6限が理科だったため黒板の上まで書いてある。
しかたない、先生を待とう。
「ごめん、ごめん」
先生がやってくる。
教壇の下にたっている先生は上にいる私より大きい。