レモン色
あかし
私は秀くんと一緒に生徒指導室へ行き、遅刻届けを書いた。
そして担任の印をもらうために職員室へ向かった。
「あーやだなあ‥怒られる」
秀くんが呟くように言った。
「でも今日は怒られないかも」
続けて私のほうを向いて言った。
「どうして?」
「森山のお気に入りと一緒だから」
私の問いにそう答えた。
私がお気に入り?
先生は私を気に入ってくれてるの?
「そんなことないよ〜」
私は笑って流そうとしたがダメだった。
「だって優しいじゃん。笑顔が他の人に向けたのと違うよね」
秀くんはえらく真剣だった。
私は黙った。
大好きな先生の笑顔が私にだけ向けられていたものだと気付いてなかった。
先生‥私は特別ですか?
そして担任の印をもらうために職員室へ向かった。
「あーやだなあ‥怒られる」
秀くんが呟くように言った。
「でも今日は怒られないかも」
続けて私のほうを向いて言った。
「どうして?」
「森山のお気に入りと一緒だから」
私の問いにそう答えた。
私がお気に入り?
先生は私を気に入ってくれてるの?
「そんなことないよ〜」
私は笑って流そうとしたがダメだった。
「だって優しいじゃん。笑顔が他の人に向けたのと違うよね」
秀くんはえらく真剣だった。
私は黙った。
大好きな先生の笑顔が私にだけ向けられていたものだと気付いてなかった。
先生‥私は特別ですか?