恋愛契約-私とアイツの関係-
「ッあーーー!!!!!!」
そう叫ぶのは、もちろん私。
やってしまった、とベッドの上でうなだれる。
10分、10分だけ眠るつもりだったのに、
起きると時計の針は朝7時を指していた。
今日はテスト当日。
あぁ、もう。
終わったな、私の人生。
大袈裟に言っているかもしれないけれど、今の私にとってはそれほどの事。
いっそのこと休んでしまおうかと思ったけれど、そっちの方が後が怖いのでやめて置こう。
しょうがなく私はベッドから立ち上がり着替えを済ませリビングに向かった。
すでにそこには、凌雅の姿はなかったけれど。