恋愛契約-私とアイツの関係-
良くもなく、悪くもなく…
「普通、かなぁ。」
う~ん、と首を傾げ、そういう。
現社と現国ははよかったし、
英語、理科はまぁまぁ。
不安といえば、
数学くらい。
「まぁどうでもいいけど。
どうせ100位以内に入れないだろうし。」
ふん、と鼻で笑うかのように言う。
それはもちろん、凌雅で。
…苛立ちを、覚えた。
「絶~対ッ!
100位以内に入るんだから!!」
そう言い切ると、私はコップに入っていたミネラルウォーターを飲み干した。