恋愛契約-私とアイツの関係-
「お仕置きは、どうしようか。」
ニヤリと黒い笑みを浮かべ、腕を組む。
人を見下したような笑顔。
それでもやっぱりきれいな顔立ち。
少し見とれてしまった。
あぁ、もう最悪。
“お仕置き”って、何が待っているのだろう。
頭を抱え、俯いている私に、
「どんまい。」
と梨桜ちゃんの声と同時に、肩に手が重くのしかかった。
「あぅぅう…」と意味不明の奇声を発し、のろのろと教室に戻った。