恋愛契約-私とアイツの関係-
ウィッグが取れ、そこから短い髪があらわれた。
「凌雅ぁ?!」
「そうだけど?」
そうだけど、って…。
呆れてしまった。
あの凌雅が…
「よくここまで…。」
そういうと、笑った。
「言っただろ。
…治す、って。」
不覚にも、ときめいてしまう。
「最初はだいぶ渋ったけどね。」
「ホントにな。
“お前等…アホか”
って言ってな。」
「でも似合うわよォ!
そっち系でもイケるわ!!」
興奮気味の3人。
未だに困惑気味の私。
「「「ってことで、これからは
凌雅に女装して暮らしてもらうから。」」」