恋愛契約-私とアイツの関係-
「言い出したのはあんたよ、凌雅。」
「梨桜ちゃん…。」
その、顔は…
ニヤついていた。
「てめぇ…。」
「いやいやいや!
笑わざるにいられないでしょ!
あの!
凌雅!
が!!
女装って!!!!」
お腹を抱えてひぃひぃ言いながら笑っている。
キャラ、崩壊。
「あーもう!
俺も限界!!!!」
「アタシもよ!!!」
2人まで笑い始めた。
それにつられて私も笑いだす。
「「「「あはははは!!!」」」」
君の悪い笑い声が、リビングに広がる。
その状況に納得の出来ない人が、1人。
…凌雅だ。