恋愛契約-私とアイツの関係-
「お前等、いい加減にしろよ。」
般若のような顔で、私たちを見る。
黒いオーラが凌雅を取り囲んでいるように見えた。
一気に冷め切る私。
それでも笑いの止まらない3人。
「りょ、凌雅…?」
「ん?」
「そこまでしてもらわなくてもいいよ…!」
私の声が響いた。
3人も冷めたようで、静まり返るリビング。
誰も語らない、静かな空間。
やっと、凌雅が口を開いた。
「やるよ。」
その一言が響いた。