恋愛契約-私とアイツの関係-
「…え?」
「まぁ、治すって言ったのは俺だし。
責任取る。
ただ、治らなかったらどうなるか覚えとけよ。」
怒っているような表情ではなく、冷め切った表情で話す姿に、顔が引きつる。
だって、
そんなこと、言われても。
「あんまり脅かさないでよ。
治るものも治らないわ。」
「うっせぇよ。」
明らかにイライラしている様子。
そんな凌雅には近づけない
…少なくとも、私は。
そんな私に目もくれず、梨桜ちゃんは凌雅の目の前に立った。
「それでいいのよね?」
「あぁ。」
「じゃあ、あの計画でいいわね。」
「そうだな…。」
…あの、計画?