恋愛契約-私とアイツの関係-
男嫌い克服大作戦第2弾
「おい、妃…」
「ぶふー!!!!!!」
女装凌雅(私達の中では凌子ちゃんと呼ばれている)と暮らし始めて早1週間。
未だに、慣れません。
「てめぇ…。」
「ご、ごめんなさい!」
思わず吹き出してしまう姿。
もの凄く、もの凄く美人なんだけど…。
(悔しい位に)
凌雅だと思うと笑ってしまう。
「あ、それで、何?」
「飯。」
そう一言言うと、部屋の扉をゆっくりと閉じた。
いつか、平気になる日が来るのだろうか。
そんなことを思いながら、私はリビングに向かった。
こんなことをしながら生活すること、早1か月がたった。