恋愛契約-私とアイツの関係-
地獄の婚約生活
婚約はすぐさま両親に発表。
両親は泣いて喜んだ。
・・・父は、違う意味で泣いていたらしいが。
「このたびは大事な1人娘の妃芽さんと婚約させていただき誠に感謝しています。
こんな僕ではありますが、妃芽さんを幸せにしたいと思います。
今後は清い関係を続け、結婚というお知らせを出来たらな、と思います。
お父さん、お母さん、今後は僕を息子のように扱いください。」
ピシッとスーツを着た東宮凌雅は深々と頭を下げそういう。
「こんな娘ですが、こちらこそよろしくお願いします。」
と両親は頭を下げた。
・・・一言、余計だ。
私はその姿を半目で見ていた。
・・・すると、母が衝撃的な発言をする。