恋愛契約-私とアイツの関係-
数分後、私は自分の部屋に無理やり連れて行かれた。
・・・東宮凌雅と一緒に。
私はベッドにダイブし、お気に入りのぬいぐるみを抱きしめる。
「やッやだ!!
転校なんてしたくな~い!!」
うわぁん!と泣き真似をして東宮凌雅を見るけど・・・
東宮凌雅の方がうんざりしているようだ。
ソファーに座り、両膝に両肘をのせため息交じりにこうつぶやいた。
「何でお前みたいな女と…。」
それはこっちのセリフだ!!!
と言ってやりたいが、言ったら言ったで大変な目に合うのは目に見えている。
私はグッと言葉を飲み込んだ。