恋愛契約-私とアイツの関係-


…というか、








「東宮凌雅ってどこの高校なの?」



ふと、疑問に思った。







私は城南女子高等学校2年。


まぁ、女子高である。







でも東宮凌雅のことは聞いたことなかった。









「お前って、本当に何も知らないんだな。」




目を細め、眉間にしわを寄せ、信じられないような目で私を睨む。













…さっきの爽やかな好青年はどこへやら。



目の前には鬼の形相の男が1人。








まるで私は蛇に睨まれた蛙のよう。







ハハッと、私は作り笑いを見せた。


< 42 / 179 >

この作品をシェア

pagetop