恋愛契約-私とアイツの関係-
「まぁ、頑張ってもらうよ。
俺の婚約者になったんだから。
ついでに男性恐怖症も治してもらわないと。
…なぁ、妃芽。」
腕と脚を組み、私の目の前に座る。
これ以上近づいてもらうと困る。
私が気を失ってしまう。
私は3歩ほど離れ、凌雅を見た。
やっぱり目の前には自信に満ち溢れた凌雅の姿。
天使のような、悪魔のような、そんな私の婚約者。
でも、そんな凌雅を選んだのは私。
「も、もちろんよッ!!」
…でも、この先どんな毎日が待っているのだろう。