恋愛契約-私とアイツの関係-


頭が回らない。






私はゆっくりと起き上がり、ベッドから立ち上がった。







声のする方へ進んでいく。



まだ言い合いしているようだけど…
私は気にすることなく足を進めた。








少し歩くと凌雅と、もう1人。









凌雅よりも少しだけ背が高くて、キレイな金髪。



後ろ姿だけで顔は見えない。











ひょこっと少しだけ顔を除かせると私に気付いた凌雅が少し不適な笑みを浮かべた。




「やっと起きたか。」


「ご、ご、ご迷惑おかけしました…。」


「いやいや、悪いの俺だから★」




凌雅、私、星生くんと続く。







と、同時に振り返った星生くんの顔が見える。








金髪に、茶色の目。


キレイな顔立ちの男の子。












…きれいな顔が、2つ…。



普通なら喜ばしい状況だけれど、私にとっては地獄そのもの。




うッと顔を濁らせ、苦笑いをした。


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