手の届く距離で
「私これ食べてる時が1番しあわせっ!!」
「でもほんとチエってマジメだよね−。尊敬するわ。。」


「えっ?どこが!?(笑)」「私ぜんぜんマジメじゃ無いよぅっ。


「松田くんもマジメなのっ?」


「えっ!?なんでよ?」

唐突な質問にちょっと驚いた。


「だってあんた松田くんの話あんまりしないし、クラス違うからよくわかんないじゃん。」


「別にアキがわかんなくてもいいよ(笑)」


「なんでよ〜!友達の彼氏がどんな人かくらい知ってたっていいでしょぅがぁぁ。」


「あっちはあんまりマジメじゃ無いみたいよ。」「て言うか私もだけど。」

「いつも授業中寝てるみたいだし。」

クリームあんみつを食べながら特になんでも無い様な返答。


「そうなんだぁ。」
「松田くんはあの口数が少なくて緩い感じがいいよね(笑)」


「そぅお?」
「あれで色々考えてるんだよ?」
「たぶん・・・。」


「ふぅ〜〜ん。」
「まああんたらが幸せなら別にいいんだけどさ!」


「別にいいなら初めから別に聞くなよ!(笑)」


< 18 / 53 >

この作品をシェア

pagetop