秋空
新人戦ダー前編
運動会、カラオケいろんなことが終わりまたわずかな日常が訪れる。
文化祭(合唱コンクール)まであと1ヶ月半。
しかし、今は今週に迫った秋の新人戦に向けて練習している。
天気が崩れて室内トレーニングがメインになっている。
「このまま降り続けるかもしれないな。」
校舎を走り窓を見ながら僕が隣に走っている慎也に声をかける。
「延期はテンション落ちるからあんまりしてほしくないな。」
息が上がりしゃべるのが辛いせいか、口数少なく話をやめる。
「このつまらないランニングも、ひろみと走れば多少は楽しいだろうに。」
慎也がぼやく。
室内トレーニングの時は男女別で行うので、晴れた方がいろんな意味でうれしいが、天気予報はずっと雨マークだった。
長い沈黙。
ただもくもくと走り続ける。
僕たちは部活が終わるまで話すことをしなかった。
空が曇れば心も曇る、雨はやむこともなく試合前日まで降り続いた。
文化祭(合唱コンクール)まであと1ヶ月半。
しかし、今は今週に迫った秋の新人戦に向けて練習している。
天気が崩れて室内トレーニングがメインになっている。
「このまま降り続けるかもしれないな。」
校舎を走り窓を見ながら僕が隣に走っている慎也に声をかける。
「延期はテンション落ちるからあんまりしてほしくないな。」
息が上がりしゃべるのが辛いせいか、口数少なく話をやめる。
「このつまらないランニングも、ひろみと走れば多少は楽しいだろうに。」
慎也がぼやく。
室内トレーニングの時は男女別で行うので、晴れた方がいろんな意味でうれしいが、天気予報はずっと雨マークだった。
長い沈黙。
ただもくもくと走り続ける。
僕たちは部活が終わるまで話すことをしなかった。
空が曇れば心も曇る、雨はやむこともなく試合前日まで降り続いた。