[特別版]最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜



私はゆっくり顔を上げ、羅騎さんを見た。



「お前が総長になっても誰も反対はしない。敦達も同意している。」



「なんで……。」



「敦達が何故同意したのかは分からねぇ。けど、蘭蝶の奴等は全員お前についてきてくれるはずだ。

一人一人を大切に思って、仲間を大切にするお前に反対する奴なんか、絶対にいねぇ。

自信を持て。
前を向け。

お前ならきっとみんなが認めてくれる。

お前じゃなかったら、出来ないんだ。」



羅騎さんは真剣な目をして言った。





< 3 / 202 >

この作品をシェア

pagetop