[特別版]最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜
「ふぇ…れぃ…にぃが…死んだ…のは…わた…しのせい…だ…。」
「優衣のせいじゃない!」
「ゆぅ…にぃ…ひろ…にぃ…さびし…よ……。」
「大丈夫だから…。俺達がいる…。」
「……うわあぁぁぁん!!」
二人の言葉に安心したのか、私は声をあげて泣いた。
まるで、怜兄が探しに来てくれたあの時みたいに…。
この日、私の心と反比例するように、曇一つない青空だった。
だけど、なんだか怜兄に抱き締められたかのように温かかった……………。