[特別版]最強姫〜蘭蝶と白虎に愛されて〜



「ふぇ…れぃ…にぃが…死んだ…のは…わた…しのせい…だ…。」



「優衣のせいじゃない!」



「ゆぅ…にぃ…ひろ…にぃ…さびし…よ……。」



「大丈夫だから…。俺達がいる…。」



「……うわあぁぁぁん!!」



二人の言葉に安心したのか、私は声をあげて泣いた。


まるで、怜兄が探しに来てくれたあの時みたいに…。


この日、私の心と反比例するように、曇一つない青空だった。



だけど、なんだか怜兄に抱き締められたかのように温かかった……………。





< 66 / 202 >

この作品をシェア

pagetop