王子様に恋して 番外編
ゲストハウスに教育係のジーナにいてもらい、アルは城の執務室へ行った。
そこにはフェリクスとエルンストがいて、渋い顔でパソコンの画面を見ていた。
アルが執務室へ入ると、ふたりは立ち上がって挨拶をする。
「おはようございます 今日は来られないとばかり思っていましたよ」
フェリクスが真面目な顔をして言う。
蜜月、新婚初夜のふたりはゲストハウスから出てこないものと思っていた。
「もう妃殿下とケンカか?」
そう言うのはエルンスト。
「あんなに可愛い顔で見つめられると、ケンカしたくてもケンカにならない」
さらっと言ってのけるアルにエルンストは、うへっと苦い顔になる。
「ではなぜ?」
フェリクスは腑に落ちないらしい。
「リンが熱を出したんだ 過労だから数日休めば良くなるだろう」
「それで部屋を出て執務をしようと?」
「部屋にいればリンに触れたくなるからな」
そこまで言うアルに双子の兄弟はもう勝手にしろとばかりにパソコンに向かった。
そこにはフェリクスとエルンストがいて、渋い顔でパソコンの画面を見ていた。
アルが執務室へ入ると、ふたりは立ち上がって挨拶をする。
「おはようございます 今日は来られないとばかり思っていましたよ」
フェリクスが真面目な顔をして言う。
蜜月、新婚初夜のふたりはゲストハウスから出てこないものと思っていた。
「もう妃殿下とケンカか?」
そう言うのはエルンスト。
「あんなに可愛い顔で見つめられると、ケンカしたくてもケンカにならない」
さらっと言ってのけるアルにエルンストは、うへっと苦い顔になる。
「ではなぜ?」
フェリクスは腑に落ちないらしい。
「リンが熱を出したんだ 過労だから数日休めば良くなるだろう」
「それで部屋を出て執務をしようと?」
「部屋にいればリンに触れたくなるからな」
そこまで言うアルに双子の兄弟はもう勝手にしろとばかりにパソコンに向かった。