僕が好きなキミ

レッスン室Aと書いてある部屋から歌声が聞こえていた


『寂しい 悲しい 不安な毎日
足をかかえ一人で涙を流した』

「レッスン室Aって…確か防音室だよな?」
了の言うとおりレッスン室はどこも防音になっているはず

しかし、声は確かにこの部屋から聞こえていた

入口のドアは完全に閉まっているのに…

< 16 / 19 >

この作品をシェア

pagetop