僕が好きなキミ
~煉side~


私はお母さんが来るのが遅いと思いながら、目の前にあるピアノを眺めていた。

始めは…


次第に暇を持て余して結局ピアノに近づいた。


ピアノの前に座り、居ないと分かっていてもまわりを見渡し人が居ないのを確認してしまう。


そして、弾いた。
気づいたら歌も一緒に歌っていた。


楽しくて微笑みながら歌っていた私を誰かが見ていたなんて知らなかった…

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