オネェ彼氏
放課後。


オレンジ色の空が綺麗に見える、昨日と同じ廊下のところに、一人、立つ人がいる。



―――亮次さん。


その横顔はとてもきれい。

私がきたのに気づいたのか、亮次さんがこっちを向いた。

「さよちゃん。見てみて。今日も夕陽が綺麗だよ。」


「本当だ…」


「僕、やっぱりさよちゃんのこと好きだ。」

ニコッと笑う亮次さん。


「私も…亮次さんのこと…ん!?」


え?今たぶんいいところでしょ?

なんで亮次さん、私の口ふさいでんの?
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