オネェ彼氏
部活帰り、亮次はさっきのところにいた。

「ごめんね。待たせて」


「いいよ。それよりさ…」

顔を赤くして私の手を見つめる亮次。


本当かわいい。

「手…つないでいい?」


「いいよ。」


すると私の左手に温かいぬくもりが広がった。

亮次の顔をみると、やっぱり赤い。


夕陽みたいに真っ赤だった。
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