オネェ彼氏
「僕好きなんだよね!こんな何もない公園。」

小さな公園に二人。


公園のライトが亮次の顔を照らす。


やっぱりかわいい。


「あ!お姉さんみぃーっけ!」

背後から陽気な男の声。



でてきたのは二十代前半と思われる怖そうなお兄さんたち。



生憎私の彼氏様はこういう時、役に立たない。


さて、どうするか…。

考えてたら背後から口を布で覆われた。

助けて!という目で隣の亮次を見ると…


「お前…小夜子になにしてんだよ!オラッ!」


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