オネェ彼氏
亮次の家に着いた。

インターホンを鳴らすとすぐに亮次がでてきた。



この間の亮次の部屋に上がる。

「どんな髪にする?」


「おだんご!」


「了解。ここ座って。」

そういって私は亮次の前にきた。


「髪、上げるよ」

私の髪を一つにまとめると、亮次は私のうなじに触れた。

「なに?くすぐったいんだけど?」

次の瞬間、頭が真っ白になった。


「俺のマークつけたから。」

私は顔が真っ赤になった。

「ねぇ、小夜子。俺も浴衣きたい」
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